RX-8 雑感

この車に関しての諸々。


3年8ヶ月、65,000km

PILOT Preceda PP2

実走行50,000kmを越えたところでタイヤを買い替えました。選択したのはMICHELIN PILOT Preceda PP2。ミシュランのスポーツタイヤとしてはベーシックグレードの位置づけです。交換直後に200km弱を走ってみました。以下その感想です。比較対象がすり減ったBRIDGESTONE RE040ですので偏った感想になることはご容赦。

一言で表現すれば「当たりの柔らかいタイヤ」です。路面の不整を踏み越えたときの乗り心地やキックバックとハンドルの取られ、ステアリングを切り込んだときのレスポンス等、「角」を感じさせません。純正のRE040の時は、前後のマツダスピード製タワーバーを入れてから路面のわだちに敏感で気を使わされることがありましたがこのタイヤはその辺りを上手くいなしてくれる感じです。

絶対的なグリップは純正タイヤの方が上、サーキットで攻めるような走り方には向かないような気がします。が、私の様に専ら長距離を一気に走破する足として使う分には充分でしょう。前モデルより改善したとされるウェットグリップにも期待。

過去の経験から、ミシュランタイヤは寿命の長さも充分だと思っています。走っても溝が減らない印象。もっともこのタイヤは日本向けに開発されたとのことですので、その辺りは国産ブランド並かもしれませんので過度な期待はしない方が良いのかもしれず。

(2008-03-22)

2年7ヶ月、47,800km

エンジンオイル

交換時は必ず純正オイルを入れています。

最近は取扱説明書にも合成油や部分合成油のエンジンオイルを使用しないでください。と明記されるようになりました。RX-7のころはマツダスピードブランドでロータリーエンジン用として化学合成油もありましたが、今はRX-7搭載ロータリーエンジンのために開発とあり、RX-8には推奨されていません。以下は伝聞ですので真偽の程は保障しかねますが、ありそうな話ではあります。

曰く、「市場でエンジンパワーが落ちたとされるエンジンをマツダが回収し、調査したところ圧縮が落ちていた。分解して詳細を調べるとサイドシールがカーボンで固着している事が判明。使用しているエンジンオイルが化学合成オイルであったためと推測された。」

曰く、「マツダはRX-8の発売以降、オプションとして専用オイルの発売を目論んだが前記のカーボンによる固着の問題が解決出来ないため未だに市販出来ていない。」等々。

レシプロエンジンと違ってロータリーエンジンはマツダでしか作られていません。勢い、オイルとの相性も耐久信頼性まで含めた試験は他では実施出来ていないでしょう。オイルメーカーが市場の小さなRX-8用に実機のエンジン使って耐久試験までしてるとは思えないですし。摩擦低減や密閉度を上げての出力向上、フィーリングの改善は大した手間もかかりませんし一般のモニターでも評価は出来るでしょう。けれど5万km10万km走らせての信頼性は?

やっぱりこれからも純正のエンジンオイルを使います。

(2007-02-26)

ところでもうすぐマイナーチェンジ実施ですが。エンジンオイル、0W-30 シンセレネシスですか。ようやくRX-8で安心して使える純正化学合成オイルの登場ですね。

(2008-03-01)

6ヶ月、9400km

DSC & TC on snow

RX-8にはDSC(Dynamic Stability Control)とTC(Traction Control)が標準装備されています。効果的ではあるけれど控えめに介入しているので普段はその恩恵を受けていても中々気が付かない物です。しかし雪道ではその効き具合を体感できました。

スタッドレスを履いていてもシャーベット状の雪道は滑りやすく且つ進行の邪魔になる物で、その抵抗に負けない程度にじわりとアクセルを踏んでも駆動輪たる後輪は素直な前進をいやがって右に左に振れてしまいます。そこでドライバがカウンタを当てない事には車は思った方向に進んでくれないと言うのが当たり前だと思っていたのですが。意外やステアリングを保持しているだけで進みたい方向に走ってくれました。

確かに後ろの方でタイヤがじたばた左右に暴れて多少車体が振られるのは感じますがそれでもちゃんと前に進んでくれるってのは感動。技術の進歩と言うのは大した物です。

(2005-01-23)

3ヶ月、6400km

ワインディング

先日深夜の山坂道を駆けって来ました。前にも後ろにも対向車も殆ど無い適度に曲がって上り下りのある山間路です。もちろん公道ですからセンターラインをまたいだり横向きになったりはしていません(そんな腕もありません)。

3速4速で回転計の真ん中辺りを使いながらですからそれ程必死になって飛ばした訳ではありませんがこのクルマはこういう使い方こそ本領発揮なのが良く分かります。快適と言うより快感。

それでもスタンダードサスですと切り返しのS字等でああ確かに柔らかいなと認識させられることもあります。いや左右と前後の荷重移動をもう少し丁寧にこなせない私がへたくそなのでありますが。

(2004-10-03)

2ヶ月、5000km

外装手入れ

納車直後に自分でコーティング。使ったのはSNKの太陽ポリマーIIIとクリスタル5を重ね塗り。

光沢は充分。2ヶ月ではまだまだ水滴も弾いていますが耐久性は今後の経過次第。汚れ落ちは楽、高速道路を走った後の虫等も水洗いで落ちてくれます。

ただしウォータースポットはどうしても避けられない様です。

印象

不満:ドアの開き方が微妙に思うところで止まってくれない。シートポジションが最適なところにセットできない。インナーミラーのフリクションが大きくて位置決めしづらい。外側にオフセットしたペダル。

満足:自分の腕からすると必要充分な馬力。予想以上の低速トルク。意外に乗り心地が良い足回り。細々した収納。

因に、先のお盆休みに帰省した折、友人宅に遊びに行ったら御母堂の曰く「カエルみたいな車やねぇ」だそうです。

慣らし運転

面倒くさいのでそれ程神経質にはこだわりません。ぶん回すことをしない、急加速急制動急ハンドルは避ける、それくらいのことです。

アイドリングでクラッチを繋いでも発進できる程度の低速トルクが確保されていますし3000rpm以下だけでも充分流れに乗れるので殆ど苦痛を感じることはありません。納車の翌週に往復1000kmを越える遠征に出かけましたが快適そのもの。

5000kmを目前にして馴染んだことを実感できるのはMTがスムーズに操作できる様になったことでしょうか。特に2速3速へのシフトが軽くなりました。

(2004-09-05)

納車以前

選択

4ドアの利便性、自然吸気化に依る効率を向上したロータリエンジン、RX-7を上回る運動性能を実現した足回り、ノッチバック形状を踏襲しながら何者にも似ていないデザイン、でも手の届く価格設定。

そろそろガタの来た前車に代わって購入する車を選択するに迷うことはありませんでした。但しハイオクガソリンを食うくせに10.0を切る圧縮比や構造的に納得のいかない18インチホイールのデザインが気に入らないのでType S は選択から除外。

ディーラーでの試乗車はType SかATモデルしか無く購入予定の5MT車に乗ってみることが出来なかったのが気にかかりましたがまあ已む無しとして判子をついたのが6月下旬。

オプション

どうせ年中空調を使うのでバイザは不要。なんの意味があるのか分からないナンバープレートホルダも要りません。ヒールパッドがちゃんとしてるのでカーペットはあっても良し、天候不良時の安全性を考えればリヤフォグは必須、状況によってはあった方がましなことがあるのでフロントフォグも付けるか。

オーディオは後からいじり難いのでCDチェンジャを取付、コストパフォーマンスが良いのでBOSEもセット。

(2004-09-03)


2008-03-22更新

2004-09-03作成

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